家電量販店のiPhone1円は本当か|条件3つと店頭で聞く5つの質問

当ページのリンクには広告が含まれています。

2026年9月17日 更新

家電量販店のiPhone1円には返す実質1円と返さない一括1円の2つがあることを示す図。実際に払った額と、買う前に不安だったことの上位が並ぶ

家電量販店の前を通ったら、「iPhone 1円」と書かれたPOPが目に入った。気にはなるけれど、その場で店員さんに声をかける勇気は出ませんでした。そんな経験はありませんか。

家に帰って調べてみると、今度は「からくり」「罠」「やめとけ」という言葉ばかりが並びます。結局それが本当なのか、自分にも買えるのかが分からないままですよね。

結論

量販店の「1円」には、2年後に返す前提の「実質1円」と、返さなくてよい「一括1円」の2つがあります。いま主流なのは返す側です。返さずに手元へ残したいなら、型落ちのiPhoneと決算期を狙うのが現実的な道になります。

先にお伝えします

いまの量販店では、返さなくてよい「一括1円」で買えた人のほうが少なくなっています。当編集部の調査で、直近1年以内に買った人のうち一括1円だったのは14.6%でした。

残りは返却が前提の実質1円か、1円には届かなかった人です。ただしゼロではないので、この記事ではその14.6%に近づく条件をまとめています。

当編集部が量販店でiPhoneを1円・激安で買った人に調査したところ、実際に払った額は実質1円が51.8%、一括1円が25.3%でした。そして購入前の不安で最も多かったのは、「本当に1円になるのか」で63.9%です。

つまり、読者が疑っているとおり、同じ「1円」でも中身が2つに割れていたわけです。この記事では、その見分け方と、店頭で確かめる質問の形までをお渡しします。

※本記事は通信業界で約10年の実務経験を持つ専門家の監修を受けています。監修者情報はこちら

調査概要

調査対象
家電量販店でiPhoneを1円・激安で購入した方
調査時期
2026年7〜8月
調査方法
インターネット調査(クラウドソーシングで回答者を募集)

回答数などの調査の詳細は、調査結果の詳細データ(PDF)に記載します。

目次

家電量販店のiPhone1円は「実質」と「一括」で別物

実質1円と一括1円の違いを示す図。量販店で実際に払った端末代の割合が並ぶ

最初に区別をひとつだけ覚えてください。これを知っているかどうかで、店頭での話の聞き方が変わります。

量販店のPOPに出る「1円」は、支払い方がまったく違う2つをまとめて指しています。どちらなのかは、POPを見ているだけでは分かりません。

実質1円は2年後に返す前提、一括1円は返さなくてよい

実質1円は、端末を分割で買ったうえで、一定の時期に端末を返すと残りの支払いが不要になる仕組みです。手元にiPhoneは残りません。

一括1円は、端末の代金そのものが1円です。返す必要がないので、2年後もそのまま使えますし、売ることもできますよ。

一括1円返却なし

端末が手元に残る:2年後も使い続けられます。
返却の期限がない:傷や画面割れを気にせず使えます。
売れる:不要になったら下取りやフリマに出せます。

実質1円返却が前提

2年後に返す:手元には残りません。
傷や破損に追加費用:各社とも査定の基準があります。
返す時期が決まっている:早すぎても遅すぎても負担が増えますよ。

この違いは、買ってから2年後にはっきり出ます。実質1円で買った人は、次の機種に変えるときに端末を返す手続きが必要になりますね。

量販店で1円だった人の3人に2人が返却前提

調査で実際に払った額を集計すると、実質1円が51.8%、一括1円が25.3%でした。1円まで届いた人は合わせて77.1%です。

量販店で実際に払った端末代
実質1円(返却が前提)51.8%
一括1円(返却なし)25.3%
1,000円以下6.0%
1,001〜10,000円4.8%
10,001〜30,000円4.8%
覚えていない6.0%
※当編集部の調査(2026年7〜8月)。1,000円以下は1円を含まない回答です

1円で買えた人のうち、3人に2人が返す側だった計算になります。なぜこうなるのかというと、端末の値引きには上限があるからです。

総務省は、通信契約とセットで端末を買うときの値引きに上限を設けています。定価が8万円以上の端末なら4万円までです。

出典:総務省|端末販売の適正化等の取組に係る情報提供窓口(2026年9月17日確認)

10万円を超えるiPhoneの場合、4万円を引いてもまだ6万円以上が残ります。値引きだけでは1円に届かないので、返却を組み合わせた実質1円が主流になったわけですね。

広告のPOPでは2つを見分けられない

この2つが混ざっていることは、買った人自身も感じています。

20代男性
一括1円なのか、24か月利用+返却で実質1円なのかが広告だけでは分かりにくい
30代男性
POPや看板に「1円」と書かれていても、実際には端末返却(2年後の返却プログラム)が前提の実質価格なのか一括購入なのか、また高額な有料オプションや不要なプランへの加入が必須条件になっていないかが一番不安でした。
40代男性
端末1円だと思ったら返却プログラムありきだった。

3人目の方は「知っておけばよかったこと」としてこの言葉を挙げています。買ったあとに気づいたということですね。

店頭で確かめる言葉はひとつで足ります。「これは返さなくていい1円ですか」と聞いてください。返す必要があるなら、そこから先は返却の条件の話になります。

家電量販店の一括1円は2年で14.6%まで減少

一括1円だった割合が購入時期で変わることを示す図。2年以上前は58.3%、直近1年以内は14.6%

検索して出てくる記事の多くは、「一括1円はもう無い」と書いています。ところが調査の結果は、少し違う形を見せてくれました。

2年以上前に買った人は58.3%が一括1円

いつ買ったかで分けると、はっきりした差が出ます。

一括1円(返却なし)だった割合を購入時期で分けた結果
2年以上前に購入58.3%
3ヶ月以内に購入25.0%
半年以内に購入14.3%
1年以内に購入10.5%
1〜2年前に購入5.6%
※当編集部の調査(2026年7〜8月)

2年以上前に買った人は58.3%が一括1円でした。当時は、返さずに手元へ残すほうが多数だったわけです。

直近1年に買った人は14.6%。ゼロではない

一方で、直近1年以内に買った人では一括1円は14.6%まで下がります。代わりに実質1円が63.4%を占めました。

この変化は、買った人の実感とも合っていますね。

30代男性
今はなかなか一括一円は難しいと思うので、できる限り条件の良いところを探しましょう。
40代男性
これからはほとんど一括1円は無いと思うのでそのへんを契約前に確認したほうが良い。
20代女性
条件の確認はとても大事だと思います。今は返却を要することが多いです。買取するなら結局数万円かかることもあるので注意が必要です。

ここで注目したいのは、14.6%はゼロではないという点です。「もう無い」と書いてある記事を読んで諦めた人は、まだ残っている枠を見逃していることになります。

逆に「まだまだ狙える」と煽る記事を信じて探し回れば、7人のうち6人は空振りしますね。残ってはいるが、多くはない。この温度感が実態に近い形です。

家電量販店も総務省のルールの対象に入っている

値引きに上限があると書きましたが、これは量販店にも同じようにかかります。

総務省の情報提供窓口のページには、対象となる販売代理店として「電気通信事業者の携帯電話ショップ、家電量販店等の販売代理店」と書かれています。

出典:総務省|端末販売の適正化等の取組に係る情報提供窓口(2026年9月17日確認)

対象となる販売代理店に家電量販店が入っている(総務省のページ)
総務省の情報提供窓口のページ。対象となる販売代理店として「電気通信事業者の携帯電話ショップ、家電量販店等の販売代理店」と書かれている
※2026年9月17日 当編集部が取得

値引きの上限は、端末の定価によって4つに分かれます。

端末の定価値引き等の上限額
8万円以上4万円
4万円から8万円まで端末の定価の50%
2万円から4万円まで2万円
2万円以下その定価未満の額

※横にスクロールできます。金額は総務省の表記のまま(2026年9月17日確認)

上限額が定価で4つに分かれることを示した注記(総務省のページ)
総務省の情報提供窓口のページの注記。端末の定価が4万円から8万円までは定価の50%、2万円から4万円までは2万円、2万円以下はその定価未満の額が上限だと書かれている
※2026年9月17日 当編集部が取得

ここで押さえておきたいのは、上限が決めているのは「値引ける額」であって、「いくらで売ってはいけないか」ではないことです。定価が下がれば上限も下がりますが、安い端末ほど1円に近づけやすくなります。

この構造が、次の章の「型落ちなら返却なしを狙える」につながりますね。

家電量販店のiPhone1円に付く条件は3つ

1円の条件として求められたものの割合を示す図。端末返却43.4%、乗り換え42.2%、指定プラン41.0%

「1円」の文字の横には、たいてい小さな文字で条件が並んでいます。読みにくい場所にあるので、先に何が来るかを知っておくと構えられますよ。

求められたのは返却・乗り換え・指定プラン

実際に何を求められたかを聞いた結果です。

1円の条件として求められたもの(複数回答)
端末返却プログラムの利用43.4%
他社からの乗り換え・年齢の条件42.2%
指定プランへの加入41.0%
有料オプションの同時加入18.1%
特になし(条件なしで安かった)14.5%
下取りへの提出4.8%
※当編集部の調査(2026年7〜8月)。当てはまるものをすべて選ぶ形で調査しました

上位3つがほぼ並んでいます。返却・乗り換え・指定プランのうち、どれか1つではなく複数を同時に求められた人が多いということですね。

購入前の不安と並べると、読者の警戒が外れていないことが分かります。不安の1位は「本当に1円になるのか」で63.9%、2位が「指定プラン・高額オプションへの加入が条件ではないか」で45.8%でした。

疑っていたことが、そのまま起きているわけです。だからこの記事では「心配しすぎです」とは書きません。むしろ、条件を先に確かめるほうが早いとお伝えします。

有料オプションは「外せる日」を先に聞く

条件のなかで、あとから負担になりやすいのが有料オプションです。18.1%が同時加入を求められました。ここは契約の前に聞いておきましょう。

店頭で必ず聞くこと
  • そのオプションはいつから外せるのか(当日か、翌月か、2ヶ月後か)
  • 外したときに1円の条件が崩れないか
  • 無料期間があるものは、期間が終わると自動で課金されるのか

この3つを聞かずに帰ると、こうなります。

10代男性
特典のNetflixとか、youtubeの無料期間が過ぎたあとも自動で解約されないということ。
40代男性
加入指定オプションの解約が面倒だった
30代男性
オプションは絶対付いてくるので解約方法を確認する事

3人目の方は、これから買う人へのアドバイスとして書いています。経験した人ほど、解約の手順を先に確かめろと言っているのが分かりますね。

契約した日に、外せる日をカレンダーへ入れておきましょう。それだけで、払わなくてよかったお金を払う事故が防げます。

条件なしで買えた人も14.5%いる

一方で、条件なしで安く買えた人も14.5%いました。この人たちがどこで買ったのかを見ると、特定の1社に偏ってはいません。

条件なしの枠は、店の系列よりもその日その店舗の在庫や販売目標で動いていると読めます。1店舗だけを見て決めず、近くの何店舗かを回ってみましょう。

監修者/高木 健太朗(株式会社ドミニオン)

指定プランや有料オプションは、契約したあとで外せるものと、外すと1円の条件が崩れるものがあります。この違いは契約書に書かれているので、帰る前に読む時間をもらいましょう。

返却なしを狙うなら家電量販店の型落ちiPhone

機種のタイプ別に一括1円だった割合を示す図。型落ちは45.2%で、最新モデルは13.3%

「手元に残したい」と思う人に向けて、調査から見えた現実的な道をお伝えします。結論から言うと、狙う機種と買う時期をずらすだけで、返さなくてよい枠に当たる確率は上がります。どちらも今日から変えられることですよ。

型落ちを買った人の45.2%が一括1円

買った機種のタイプで分けると、割合がきれいに分かれました。

一括1円(返却なし)だった割合を機種タイプで分けた結果
2世代以上前の型落ち(iPhone 15以前)45.2%
最新モデル(iPhone 17シリーズ)13.3%
1世代前(iPhone 16シリーズ)11.1%
廉価モデル(iPhone 16e・17e)6.7%
※当編集部の調査(2026年7〜8月)

2世代以上前の型落ち(iPhone 15以前)を買った人は45.2%が一括1円でした。反対に、1世代前のiPhone 16シリーズは実質1円が77.8%、廉価モデルの16e・17eも73.3%を占めます。

前の章で見た値引きの上限を思い出してください。定価が下がった型落ちほど、値引きだけで1円に近づけるという構造がそのまま数字に出ています。

これは「古い機種で妥協しましょう」という話ではありません。手元に残すことを優先するなら、機種の新しさを1世代分ゆずると届きやすくなるという選び方の話です。

決算期は一括1円、週末は実質1円が出やすい

いつ買ったかでも、当たる種類が変わります。

買った時期実質1円一括1円
週末・土日69.7%18.2%
平日70.6%17.6%
決算期・セール時期23.1%30.8%

※横にスクロールできます。当編集部の調査(2026年7〜8月)。決算期は1,000円以下も15.4%ありました

週末に買った人は実質1円が69.7%でした。量販店のキャンペーンが週末に集まるのは、買った人の実感とも一致します。

30代男性
平日の店頭では1円POPが出ておらず、土日祝日の週末限定キャンペーンとして案内されていることが多い点です。また、人気の色や容量(128GB以外など)はすぐに在庫切れになるため、週末の開店直後を狙うべきでした。

一方で決算期・セール時期は一括1円が30.8%、さらに1,000円以下も15.4%あります。返さなくてよい枠に当たりやすいのは、週末よりも決算期でした。

つまり「週末に行けば安い」で止めると、返却なしの枠を逃します。手元に残したい人は、量販店の決算期を狙って動くほうが近道ですね。

型落ちを選ぶときに諦めること

もちろん、型落ちには引き換えがあります。買った人の声を並べます。

40代男性
少し前の機種なので仕方ないですが、電池の減りや見やすさ等気になってきます。機能が必要な方は新しい機種の激安が有ればそちらが良いと思います。
30代女性
バッテリーのもち、アプリのサクサク具合が、最新型よりも悪い。
30代男性
iPhoneは型落ちでもスペックが高いので安く良いものを買えた

評価は分かれます。カメラや電池を重く見る人は最新側、価格と手元に残ることを重く見る人は型落ち側という分かれ方ですね。

自分がどちらを取るかは、店頭に行く前に決めておきましょう。決めずに行くと、その場の勧めに流されやすくなります。

家電量販店ごとに変わるiPhone1円の条件

店ごとに求められた条件の並びが違うことを示す図。ヤマダデンキは有料オプション30.4%が他店より多い

「どの店が一番安いのか」は、いちばん気になるところですよね。ただ、調査の結果はそこに答えを出してくれませんでした。

店によって求められた条件の並びが違う

買った店ごとに、求められた条件の並びを見ます。

買った店多かった条件一括1円
ヤマダデンキ返却47.8%/乗り換え47.8%/有料オプション30.4%17.4%
ビックカメラ・コジマ指定プラン52.9%/返却47.1%29.4%
ヨドバシカメラ乗り換え56.2%/返却37.5%37.5%
ケーズデンキ指定プラン50.0%/返却50.0%/条件なし30.0%30.0%
エディオン指定プラン33.3%/乗り換え22.2%11.1%

※横にスクロールできます。当編集部の調査(2026年7〜8月)。店ごとの回答数が少ないため順位付けには使えません

並びには違いが出ました。たとえば有料オプションの同時加入を求められた人は、ヤマダデンキで30.4%と他店より多くなっています。

ただし、この差をもって「どの店が得か」を決めることはできません。店ごとの回答数が少なく、時期と店舗による差のほうが大きいためです。

当編集部は順位を付けないことにしました。代わりに、店による違いがあるという事実を、そのまま次の行動に使ってください。

同じ店でも時期と店舗で変わる

買った人が困っているのも、まさにこの点です。

40代女性
ありました。広告では1円と書いてあっても、実際にはMNPや対象プラン、返却条件などがある場合が多く、店舗ごとの違いが分かりにくかったです。
40代男性
条件面が店舗によって違ったりするので比較がわかりづらい。
40代女性
ネットで調べても不確定な情報が多く、実際に店舗で確認しないと1円販売しているのかどうか分からなかった。

店頭の条件がWebに出てこないのは、Googleの「AIによる概要」でも同じ説明がされています。転売への対策や規約の関係で、週末限定の内容は店頭でのみ告知されることが多いという説明です。

だとすると、記事で「今どこが何円」を追いかけても間に合いません。この記事が渡せるのは、行った先で条件を見抜く手順のほうですね。

監修者/高木 健太朗(株式会社ドミニオン)

店の名前で決めるより、聞く質問をそろえるほうが確実です。返すのかどうか、乗り換えが要るのか、どのプランか。この3つを同じ言葉で聞けば、店ごとの違いがそのまま比べられますよ。

回る順番を決めておくと動きやすい

複数の店を見た人は、差に気づいています。

40代女性
他店舗で、もっと条件の良いものを後で見つけたので、もう少し情報収集するべきだった。
60代以上男性
「1円」という金額だけで判断せず、契約条件や月々の料金、返却が必要かどうかを確認してから決めることをおすすめします。店舗によって条件が違うので、何店舗か比較すると良いと思います。

2〜3店舗を同じ日に回ると、条件の違いがそのまま比べられます。手続きに時間がかかるので、先に条件だけ聞いて回り、契約は最後にまとめると1日で収まりますよ。

家電量販店でiPhoneを買う価値は値段だけではない

量販店で買う価値と代償を並べた図。複数のキャリアを比べられることと、時間と手数料がかかること

ここまで条件の話が続いたので、量販店を選ぶ理由のほうも書いておきます。調査の自由記述には、値段以外の価値がはっきり出ていました。

複数のキャリアをその場で比べられる

量販店には、複数の携帯会社のカウンターが並んでいます。これは携帯ショップにはない形ですね。

20代男性
キャリア店舗よりも家電量販店のほうが複数あるキャリアからそれぞれのメリット、デメリットを同時に比較することができる。

調査でも、契約した会社はソフトバンクが26.5%、ドコモが21.7%、auとUQモバイルが各12.0%と分かれました。1社に決めてから行った人ばかりではないということです。

どの会社にするか決まっていない段階なら、量販店で並べて聞くのは理にかなっています。

初期設定とデータ移行をその場で頼める

もうひとつは、買ったあとの手間を引き受けてもらえる点です。

20代女性
店頭で購入しデータ移行等もすべて店員さんに行っていただいたため安心できました。
30代男性
キャッシュバックやポイント還元で実質負担額を抑えられたことや、スタッフが初期設定やデータ移行について案内してくれたので安心出来たところが良かった点です。最新機種をお得に購入でき、満足度が高かったところも良かったです。
60代以上男性
通常価格で購入するよりかなり安くiPhoneを使い始められたところです。店員さんに相談しながら手続きを進められたので、分からない部分をその場で確認できたのは安心でした。

総合満足度を見ると、満足側(5段階で4と5)が61.3%でした。1が不満、5がとても満足という聞き方での結果です。

交渉の難しさも聞いています。1がとても簡単、5がとても難しいという5段階で、簡単な側(1と2)が48.7%、難しい側(4と5)が17.1%でした。身構えるほどではなかった人のほうが多いですね。

代わりに時間と手数料がかかる

良い面だけではありません。代償は2つあります。

ひとつは時間です。

40代男性
購入時の契約に時間がかかりました。3時間程
30代女性
来店から契約までの時間がいつも長い。説明をもっと省かないかと思う。 子どもが一緒だと大体待たずに機嫌が悪くなるので、早くしてほしい。

もうひとつは事務手数料です。店頭で手続きをすると、3社とも4,950円(税込)がかかります。

会社店頭(量販店を含む)オンライン
ドコモ4,950円無料
au4,950円3,850円
ソフトバンク4,950円3,850円

※横にスクロールできます。すべて税込。2026年9月17日に各社公式で確認

ドコモは事務手数料の改定のお知らせで、店頭の対象を「ドコモショップ、量販店、一般代理店です」と書いています。量販店のカウンターも店頭に含まれるということですね。

出典:NTTドコモ|各種手続きに関わる事務手数料を改定(2026年9月17日確認)

店頭は4,950円、WEBは無料(ドコモのお知らせ)
NTTドコモのお知らせにある表。受付チャネルが店頭の行で、事務手数料が改定前3,850円から改定後4,950円になったと書かれている
※2026年9月17日 当編集部が取得

auは機種変更の手数料を、オンラインが3,850円、au Style・auショップ・UQスポットが4,950円と案内しています。

出典:au|機種変更の手数料はいくらですか?(2026年9月17日確認)

ソフトバンクも店頭4,950円、オンライン3,850円です。

出典:ソフトバンク|事務手数料(2026年9月17日確認)

買った人も同じことを言っています。

40代男性
事務手数料がかかる(WEBなら無料)場合もあるので注意してください。

1円で買っても、手数料で4,950円は出ていくわけです。ここまで含めて総額で比べると、量販店とオンラインの差は縮まりますね。

とはいえ、その場で複数社を比べられることと、設定を任せられることには値段がつきません。自分がどちらに価値を置くかで決めてください。

オンラインショップで条件と在庫を先に確かめる(広告を含みます)

※このリストには広告・アフィリエイトリンクが含まれます。当編集部は報酬の有無を掲載順に影響させません。

※並び順は、当編集部の調査で契約先として多かった順です。掲載していない会社もあります。

※金額・条件は2026年9月17日時点で各社公式サイトに記載されていた内容です。申し込む前に最新の条件をご確認ください。

家電量販店でiPhone1円を買う前に確かめる5つ

店頭で聞く5つの質問を並べた図。返すのか、乗り換えが必要か、どのプランか、オプションはいつ外せるか、手数料はいくらか

ここまでの内容を、店頭で使える形にまとめます。聞く順番にも意味があって、最初の1つで話の枝分かれが決まります。スマホのメモに貼って持っていってくださいね。

店頭で聞く5つの質問

  1. 1

    これは返さなくていい1円ですか

    目安1分

    返す前提なら、返す時期と、返せなかったときにいくら残るのかまで聞きます。

  2. 2

    乗り換えが条件ですか

    目安1分

    いまの電話番号のまま他社から移る形かどうかを確かめます。調査では42.2%が求められました。

  3. 3

    どのプランに入る必要がありますか

    目安2分

    月額と、いつからプランを変えられるのかを聞きます。ここが総額を大きく動かします。

  4. 4

    有料オプションは何ヶ月で外せますか

    目安2分

    外した日に1円の条件が崩れないかもあわせて確かめます。

  5. 5

    事務手数料と頭金はいくらですか

    目安1分

    店頭は4,950円が基本です。頭金を別に取る店があるので、金額を聞いておきます。

この5つを聞き終えた時点で、その1円が自分にとっていくらなのかが出ます。端末代だけを見ていたときとは、数字が変わるはずですね。

聞きにくいと感じるかもしれませんが、調査では交渉を難しいと答えた人は17.1%にとどまりました。多くの人にとっては、聞けば答えてもらえる範囲です。

返す前提で買うなら、返すときの費用も見ておく

実質1円を選ぶ場合は、返すときの条件を先に確かめてください。4社とも、状態によって追加の費用がかかります。

会社・プログラム返すときにかかる可能性がある費用
ドコモ いつでもカエドキプログラム公式の支払い例でプログラム利用料22,000円
au スマホトクするプログラム+特典利用料 最大22,000円。故障・破損時はさらに最大22,000円
ソフトバンク 新トクするサポート+早期利用料 最大88,000円
楽天モバイル 買い替え超トクプログラム査定基準に該当する故障・損傷で修理費用22,000円

※横にスクロールできます。いずれも各社公式サイトの記載(2026年9月17日確認)。金額は機種・時期・契約の種類で変わります

ドコモは返却の条件として、「故障・水濡れ・破損・改造などがなく正常に動作すること」を挙げています。auも画面割れなどの場合に費用がかかると明記しています。

出典:NTTドコモ|いつでもカエドキプログラム(2026年9月17日確認)

出典:au|スマホトクするプログラム+(2026年9月17日確認)

回収の時期と、別にかかる費用(auのページ)
auのスマホトクするプログラム+のページの注記。端末故障・破損時など所定の条件を満たさなかった場合、特典利用料とは別に最大22,000円の支払いが必要になる場合があると書かれている
※2026年9月17日 当編集部が取得

だから実質1円で買った人は、買ったその日からケースと保護フィルムを付けることになります。

20代男性
2年後の返却が必須となるため、液晶画面割れや本体の傷に神経を使う必要があり、ケースや保護フィルムが必須になる点。

2年間ずっと気を使うのが負担だと感じるなら、その時点で一括1円か、型落ちを選ぶ理由になりますね。

監修者/高木 健太朗(株式会社ドミニオン)

返すときにかかる費用は、契約するときには誰も見ない項目です。ところが2年後には必ず通る道になります。返せなかったとき、傷があったときに、いくら残るのかを契約の前に聞いておきましょう。

契約した日にやる2つ

契約が終わったら、帰る前に2つだけ済ませておきましょう。

帰る前にやる2つ
  • 有料オプションを外せる日をカレンダーに入れる(通知も設定する)
  • 返却の期限と返却先を控える(郵送か店頭か、どちらで返すのかまで)

返却の期限と返し方は、買った直後ほど記憶が新しいものです。時間が経つと分からなくなります。

40代男性
返却時はどうしたらいいのか正直わからないのでそれは不安です。
10代男性
返却期間が分かりにくかった所。

この2つを控えておくだけで、2年後に慌てずに済みますよ。

家電量販店のiPhone1円によくある質問

家電量販店のiPhone1円によくある質問を並べた図

調査の回答と、実際にYahoo!知恵袋へ投稿されている質問から、多かったものを並べます。

Q

家電量販店ならどこでもiPhoneを1円で買えますか?

A

買えるとは限りません。1円の企画は店舗ごとに用意されていて、扱っている携帯会社も店によって違います。調査でも、条件なしで買えた人は14.5%にとどまりました。行く前に電話で、その日に1円の対象になっている機種があるかを聞くと無駄足を防げます。

Q

1円で買ったiPhoneは、2年後にどこへ返しますか?

A

返す先は携帯会社で、買った量販店ではありません。ドコモは郵送での返却について、利用申込みの翌月末までに指定センターへ到着させる必要があると案内しています。auは店頭または郵送で回収すると書いています。契約したときに、どちらの方法になるのかを確かめておいてください。

Q

買うたびに乗り換えないと1円になりませんか?

A

1円の条件に他社からの乗り換えが入っていた人は42.2%でした。全部ではありませんが、半数近くが乗り換えを求められています。乗り換えなしの機種変更でも安くなる企画はありますが、値引きの額は小さくなる傾向があります。

Q

1円で買ってすぐ解約すると、次の契約に影響しますか?

A

短期で解約を繰り返すと、同じ会社で次の申し込みを断られることがあります。各社とも解約の時期そのものを公表していないため、当編集部としては「何ヶ月なら大丈夫」とは書けません。1円の条件に最低利用期間が入っている場合は、契約時に必ず確認してください。

Q

回線を契約せずに端末だけ1円で買えますか?

A

買えません。1円になるのは通信契約とセットで買う場合です。総務省の規制も、通信契約を条件とした値引きを対象にしています。端末だけを安く手に入れたい場合は、認定中古品や中古端末の購入が選択肢になります。

Q

審査に落ちると1円では買えませんか?

A

分割払いを使う場合は審査があります。ドコモは分割払いの利用に審査があり、基準を満たさない場合はプログラムに申し込めないと明記しています。一括1円であれば分割の審査は関係しませんが、回線契約そのものの審査は必要です。

Q

キャッシュバックはいつ受け取れますか?

A

その場で受け取れる店と、後日になる店があります。調査では、後日受け取りだと忘れやすいという声が出ました。契約の前に、受け取りの時期と方法を聞いておきましょう。

Q

手続きにはどのくらい時間がかかりますか?

A

調査では3時間かかったという回答がありました。データ移行まで頼むと、さらに延びます。時間に余裕のある日に行くか、条件の確認だけ先に済ませて別の日に契約する形をおすすめします。

まとめ:家電量販店のiPhone1円は総額と返却で決まる

まとめの図。量販店のiPhone1円は総額と返却の条件で決まることを示す

量販店の「1円」は、返す前提の実質1円と、返さなくてよい一括1円に割れています。いま多いのは返す側で、返さない側は2年前の58.3%から14.6%まで減りました。

それでも道が閉じたわけではありません。型落ちを選び、決算期に動けば、返さずに手元へ残す枠に当たる確率は上がります。

そして、どちらを選んでも店頭では4,950円の事務手数料がかかります。端末代だけでなく、条件と手数料まで足した総額で比べてください。

店頭で聞く言葉は5つです。返すのかどうか、乗り換えが要るのか、どのプランか、オプションはいつ外せるか、手数料と頭金はいくらか。この5つが揃えば、その1円が自分にとっていくらなのかが出ますよ。

あわせて読みたい

量販店の乗り換えでもらえる特典の額と、店ごとの違いは、こちらの記事でまとめています。

買う機種が決まっている場合は、その機種の1円の条件をこちらで解説しています。

この記事を書いた人

モバチェン編集部のアイコン

モバチェン編集部

運営:株式会社NNコミュニケーションズ(通信回線の代理店事業)

インターネット回線の相談・契約に18年携わってきました。回線の相談は必ずスマホの話につながります。 「実質1円」と「一括1円」を分けて、本当に払う総額まで開いてお伝えします。

監修者・運営者情報 / 編集ポリシー (報酬の有無で紹介の順番を変えないことを明記しています)

この記事の監修者

監修者の高木 健太朗さんの顔写真

高木 健太朗

格安SIM・光回線のWEBメディアを監修するプロ

株式会社ドミニオン所属の外部監修者(モバチェンの運営会社とは別の会社の方です)

光回線の法人営業に約10年従事し、一次代理店のマネージャーを歴任。 回線工事の立ち会いなどの現場経験をもとに、格安SIM・光回線ジャンルの記事を監修しています。

マイベストプロ北海道において、北海道テレビ放送の審査を通過した登録専門家として掲載されています。

監修者・運営者情報 / マイベストプロ北海道のページ

監修範囲:料金条件/解約金/速度説明/比較の公平性。店頭での手続きの実務手順は監修範囲に含めません。

2026年9月17日 監修

目次