SIMロック解除のやり方|必要な人の条件と会社別の入口【2026年10月】

本記事は当編集部の独自調査・公開情報をもとに作成しています

2026年9月13日 更新

SIMロック解除の手続きが要らなくなる条件を示した図。楽天モバイルで買った端末はいつでも不要、au・UQモバイルの端末は2026年8月19日から順次、ドコモ・ソフトバンク・ワイモバイルは2021年の日付から。経験者がつまずいた点は手続きの場所44.0%、解除後の接続設定28.0%、そもそも必要かの判断20.7%

「SIMロック解除って、自分もやらないといけないの?」

やり方を調べはじめると、店頭で3,300円かかると書いてあるページと、オンラインなら無料と書いてあるページが出てきます。どちらが本当なのか分からなくなりますよね。

結論

いま使っているスマホは、買った時期によっては手続きそのものが要りません。手続きが必要な場合も、2026年9月12日時点で手数料の記載がある会社はすべて無料でした。まず要るかどうかを判定してから、必要な人だけ入口に進んでください。

※本記事は通信業界で約10年の実務経験を持つ専門家の監修を受けています。監修者情報はこちら

理由ははっきりしています。2021年10月に制度が変わって、それ以降に発売された端末にはSIMロックがかけられなくなりました。さらにauとUQモバイルは、2026年8月19日から残っているロックを会社側ではずし始めています。

この記事では、まずあなたに手続きが要るかどうかを会社と時期から判定していきましょう。そのうえで、要る人向けに会社別の入口と、先に用意しておくものをまとめました。

調査概要

調査対象
SIMロック解除を実際に行った経験がある方
調査時期
2026年7〜8月
調査方法
インターネット調査(クラウドソーシングで回答者を募集)

回答数などの調査の詳細は、調査結果の詳細データ(PDF)に記載します。

目次

SIMロック解除が必要かは購入時期で決まる

会社ごとにSIMロック解除が不要になる分かれ目の時期を並べた図

実際に解除した方を調査したところ、20.7%が「解除が必要かの判断」を難しかった点に挙げました。手順そのものより、その手前で止まっています。

理由は調べてみてよく分かりました。会社ごとに分かれ目が違ううえに、「いつ発売された機種か」で決まる会社と「いつ買ったか」で決まる会社が混ざっています。同じ2021年に買っていても、会社が違えば答えが逆になります。ここから順にほどいていきましょう。

30代・女性
発売時期によって原則SIMロック解除が不要な端末と必要な端末があり、自分のスマホがどちらに該当するかの見極めや、マイページ内の手続きメニューの場所が分かりづらかった点です。

2021年10月に制度が変わった

総務省は2021年8月にガイドラインを改正しました。改正後のルールには、こう書かれています。

改正後のSIMロックガイドラインでは、SIMロックを原則禁止とし、2021年10月1日以降発売される携帯電話端末については、端末にSIMロックを設定する正当な理由がない限りは、SIMロックが設定されていない端末を販売することが義務付けられている。

出典:総務省 SIMロックのルール(PDF)(2026年9月12日確認)

さらに同じ資料には、2023年10月1日以降に販売される全ての端末はSIMロックが設定されていない状態で売る、とも書かれています。つまりここ数年のうちに買ったスマホなら、そもそもロックがかかっていない可能性が高いです。

ここで気をつけたいのが、制度の日付と会社の日付がそろっていないところです。各社は制度の期限を待たずに前倒しで対応を始めていて、そのぶん分かれ目が会社ごとにばらけました。次で一覧にしますね。

会社別の分かれ目

会社手続きが要らなくなる日何を基準にするか
ワイモバイル2021年5月12日から買った日
ソフトバンク2021年6月から※発売日
ドコモ2021年8月27日から発売日
UQモバイル2021年10月1日から発売日
UQモバイル2022年10月1日から買った日
au・UQモバイル2026年8月19日から順次会社側の設定変更
楽天モバイルすべてSIMフリー—

← 横にスクロールできます

各社公式サイトの記載より当編集部が作成(2026年9月12日確認)

※ソフトバンクのXperia 1 III だけは例外です。2021年6月以降の発売ですが、ロックがかかった状態で売られていました。この機種をお使いなら、時期にかかわらず手続きが要ります。

監修者/高木 健太朗(株式会社ドミニオン)

この表で見ていただきたいのは、日付そのものよりも、何を基準にしているかです。発売日で決まる会社は、買った日を覚えていても答えが出ません。自分の会社がどちらなのかを先に見てから、日付を照らしてくださいね。

ドコモ公式のSIMロック解除が不要な機種の条件
ドコモ公式サイトの、2021年8月27日以降に新たに発売される機種はSIMロック解除の手続きが不要と書かれている画面

当編集部が2026年9月12日に取得。表示内容は取得時点のものです

表を見ると、分かれ目が5社で5通りあると分かります。しかもソフトバンクだけは機種の例外があり、Xperia 1 III はロックがかかった状態で売られていました。

ワイモバイル公式の購入時に解除済みで渡すという記載
ワイモバイル公式サイトの、2021年5月12日以降に購入した製品はSIMロックを解除した状態で渡すと書かれている画面

当編集部が2026年9月12日に取得。表示内容は取得時点のものです

ワイモバイルは「買った日」が基準なので、自分で判定しやすい会社です。反対にドコモとソフトバンクは「その機種がいつ発売されたか」で決まるため、買った日だけでは答えが出ません。迷ったら端末の画面で見るほうが早く済みますよ。

auとUQモバイルは手続き自体がなくなりつつある

auとUQモバイルの公式ページには、2026年8月19日付でこのお知らせが出ています。

2026年8月19日以降、SIMロック解除のお手続きが不要となるよう、当社による設定変更を順次進めており、設定変更が完了したau携帯電話は、他社のSIMカード/eSIMでのご利用が可能となります。

出典:au SIMロック解除のお手続き(2026年9月12日確認)

au公式の2026年8月19日の告知
au公式サイトの、2026年8月19日以降はSIMロック解除の手続きが不要となるよう設定変更を順次進めていると書かれた掲載日つきの告知画面

当編集部が2026年9月12日に取得。表示内容は取得時点のものです

待っていれば自分で手続きをしなくて済むということです。ただし「順次」と書かれているだけで、いつ自分の端末に適用されるかまでは案内されていません。乗り換えの予定が決まっているなら、待たずに自分で手続きもできますよ。

楽天モバイルで買った端末は対象外

楽天モバイルの公式サイトには「iPhoneを含む楽天モバイルで販売している製品はすべてSIMフリー製品となっております」と書かれています。

出典:楽天モバイルで購入した製品はSIMフリーですか?(2026年9月12日確認)

楽天モバイル公式の販売製品はすべてSIMフリーという記載
楽天モバイル公式のよくある質問で、iPhoneを含む販売製品はすべてSIMフリー製品と回答している画面

当編集部が2026年9月12日に取得。表示内容は取得時点のものです

楽天モバイルで買った端末なら、解除のメニューを探す必要はありません。ただし楽天モバイルを使っていても、端末を別の会社で買った場合は話が変わります。その端末を売った会社の窓口をお探しください。

自分に手続きが要るかを判定する

ここまでの分かれ目を3問にまとめました。買った会社と時期、いまの契約状況を選ぶと、次にやることが出ますよ。

各社公式の記載(2026年9月12日確認)だけをもとに判定します。端末ごとの個別の状態までは分かりません。

Q1. その端末はどこで買いましたか?

Q2. 買ったのはいつごろですか?

Q3. その会社との契約はいまも続いていますか?

※判定は各社公式の記載(2026年9月12日確認)だけをもとにしています。最後は端末の設定画面か、契約中の会社の案内でお確かめください。

JavaScriptが動かない環境の方は、次の対応表で同じ判断ができます。

買った会社手続きが要らない条件手続きの入口
ドコモ2021年8月27日以降の発売My docomo・電話・店頭
au・UQモバイル2026年8月19日から順次My au/My UQ mobile
ソフトバンク2021年6月以降の発売※My SoftBank・店頭
ワイモバイル2021年5月12日以降の購入My Y!mobile・店頭
楽天モバイルいつ買っても不要—
中古・その他設定画面で確認する販売した会社の窓口

← 横にスクロールできます

各社公式サイトの記載より当編集部が作成(2026年9月12日確認)。※はXperia 1 III を除く

SIMロック解除が済んでいるか確認する方法

iPhoneとAndroidでSIMロックの状態を確認する場所を示した図

分かれ目の表を見ても判断がつかないときは、端末の画面で直接確かめられます。買った日や機種の発売日を調べ直すより、こちらのほうが早く済みますよ。

確認できる場所は、iPhoneとAndroidで違います。どちらも設定アプリの中にあり、追加のアプリを入れる必要はありません。

ここで見るのはロックの状態そのものなので、買った日や機種の発売日を思い出せなくても判定できます。順に見ていきましょう。

iPhoneで確認する

楽天モバイルの公式サイトに、確認する場所が書かれています。

iOS14以降を搭載したiPhoneの場合、ホーム画面の[設定]よりご確認いただけます。

出典:スマホがSIMロック解除されているか、確認する方法はありますか?(2026年9月12日確認)

楽天モバイル公式の確認方法の案内
楽天モバイル公式のよくある質問で、iOS14以降のiPhoneはホーム画面の設定から確認できると案内している回答の画面

当編集部が2026年9月12日に取得。表示内容は取得時点のものです

iOSのバージョンによって項目の並びが変わります。設定の中に見当たらないときは、iOSを最新にしてからもう一度開いてみてください。

Androidで確認する

Androidは設定アプリから「デバイス情報」を開きます。機種によって項目名が変わり、「端末情報」「電話情報」と書かれていることもありますよ。

この画面には製造番号(IMEI)も並んでいます。あとの手続きで必ず使う番号なので、開いたついでに控えておきましょう。

Androidのデバイス情報の画面
Androidの設定にあるデバイス情報の画面。製造番号が表示されている箇所を黒く塗ってマスクと記載している

当編集部が2026年9月12日に取得。製造番号は当編集部が黒く塗っています

項目が見当たらないとき

「SIMロック」という項目自体が出てこないことがあります。この場合は、そもそもロックがかかっていない端末だと考えられます。ロックのない端末には、状態を表示する欄が用意されていません。

判断に迷うなら、契約している会社に問い合わせてください。楽天モバイルも、自社以外で買った端末については「お使いの携帯電話会社にお問い合わせください」と案内しています。他社で買った端末の状態までは、いまの契約先では分からないためです。

SIMロック解除の前に用意するもの

SIMロック解除の手続き前に用意するものを示した図

手続きが必要だと分かったら、先に用意しておくものがあります。ここを準備しておくと、手続き自体は数分で終わります。

用意するものは3つです。製造番号(IMEI)、会員ページのIDとパスワード、そして解約後や中古端末の場合の追加情報。3つとも、いまのうちに手元へそろえておきましょう。

手続きの途中で足りないものに気づくと、設定アプリや別のページへ行き来することになります。先にそろえておけば、画面を開いたまま最後まで進められますよ。

製造番号(IMEI)を先に控える

調査で難しかった点として「IMEI番号の確認」を挙げた方は19.3%でした。手続きの画面で急に求められて、設定アプリに戻ることになります。

iPhoneは設定から一般を開き、情報の中で確認できます(Apple公式・2026年9月12日確認)。Androidは設定のデバイス情報から確認してください。

30代・男性
設定画面からIMEI番号を事前にコピーしておくと手続きが非常にスムーズな点。
30代・女性
IMEI番号(数字)が多くて間違えたらどこ間違えたっけ?ってなる

15桁の数字を手で写すと、打ち間違いのもとになります。画面を長押ししてコピーし、貼り付けるほうが確実です。どこを間違えたのか探す手間もなくなりますよ。

会員ページのIDとパスワード

手続きは会員ページから行います。ドコモならdアカウント、auならau ID、ソフトバンクならMy SoftBankのアカウントが必要です。

パスワードを忘れていると、そこで止まってしまいます。再発行には本人確認が入り、当日中に終わらないこともあります。手続きを始める前に、一度ログインできるか試しておきましょう。

解約後や中古端末では追加の情報が要る

UQモバイルの公式サイトには、次の記載があります。

2021年9月2日以前にUQ mobileにてご購入いただいた携帯電話および、UQ mobile回線契約を伴わない携帯電話(解約後・中古端末含む)のSIMロック解除には、IMEI情報が必要となります。

出典:UQモバイル SIMロック解除のお手続き(2026年9月12日確認)

中古で買った端末を解除する場合は、製造番号がとくに重要になります。会員ページに入れないぶん、番号が本人と端末を結びつける手がかりになるためです。買ったときの箱や納品書に印字されていることもありますよ。

SIMロック解除のやり方は会社ごとに入口が違う

会社ごとのSIMロック解除の入口と共通の手順を示した図

調査で最も多かった困りごとが、ここでした。44.0%が「手続きの場所(マイページ等)」を難しかった点に挙げています。手順を知らないのではなく、入口にたどり着けていません。

会員ページの中でメニューの置き場所が会社ごとに違うことが、その理由です。共通の流れを先に押さえてから、自分の会社の窓口を見ていきましょう。

手続きの流れは共通

会社が違っても、進み方は同じです。会員ページに入って、メニューを選んで、番号を入れる。この3つだけ押さえておきましょう。

  1. 1

    契約している会社の会員ページにログインする

    目安2分

    My docomo、My au、My SoftBank、My Y!mobileなど、会社ごとの名前が付いています。アプリからでもWebからでも入れます。

  2. 2

    メニューからSIMロック解除を選ぶ

    目安1分

    「お手続き」や「契約内容の確認・変更」の下に並んでいます。見つからないときは、ページ内の検索窓に「SIMロック」と入れてください。

  3. 3

    製造番号(IMEI)を入力する

    目安1分

    契約中の端末が一覧で出る会社もあります。その場合は選ぶだけで済みます。

  4. 4

    画面の案内に従って手続きを完了させる

    目安2分

    確認画面が出たら内容を見て進めます。完了の画面か、登録したメールに結果が届きます。

  5. 5

    端末側でSIMの入れ替えや再起動を行う

    目安3分

    新しいSIMを入れて電源を入れ直します。通信が始まらないときは、接続設定を確認してください。

会社ごとの窓口

会社手続きできる窓口
ドコモWeb・電話・ドコモショップ
au・UQモバイルMy au/My UQ mobile・店頭
ソフトバンクMy SoftBank・店頭
ワイモバイルMy Y!mobile・店頭

← 横にスクロールできます

各社公式サイトの記載より当編集部が作成(2026年9月12日確認)

ドコモはパソコン・スマートフォン・ドコモ ケータイ・電話・ドコモショップ/d garden、ワイモバイルはMy SoftBankからも受け付けています。いちばん早いのは、いま手元にあるスマホの会員ページですよ。

オンライン専用のブランドは端末を買った会社で手続きする

povoやLINEMO、ahamoを使っている方は注意が必要です。povo2.0の公式サイトには、はっきり書かれています。

SIMロック解除はpovo2.0でのお手続きではなく、「端末を購入された通信事業者(docomo、SoftBank等)」でのお手続きが必要です。

出典:povo2.0 SIMロック解除について(2026年9月12日確認)

povoの会員ページをいくら探しても、解除のメニューは出てきません。端末を買った会社の会員ページに行ってください。オンライン専用のブランドは端末の販売を持たないか、扱いが別になっているためです。

受付時間は24時間だが完了は翌日になることがある

ドコモ・UQモバイル・ワイモバイルはいずれも24時間受け付けています。ただし夜間に申し込むと、完了が翌朝にずれることがありますよ。

auとUQモバイルは「21時30分以降の手続きは、完了が翌日9時以降になる」と案内しています。乗り換えの当日に慌てないよう、前日までに済ませておきましょう。SIMの配送や開通の予約が絡むと、1日のずれが響きます。

SIMロック解除の手数料は窓口で変わる

主要各社のSIMロック解除の手数料をまとめた図

「店頭は3,300円」という説明をよく見かけます。調査でも10.0%が店頭で支払ったと答えました。実際に払った方がいる以上、まったくの誤りではありません。

ところが2026年9月12日時点で、その金額を書いている公式ページは見つかりませんでした。無料と書いている会社と、金額に触れていない会社に分かれます。各社の記載を1社ずつ見ていきましょう。

各社の現在の記載

会社手数料の記載
ドコモ全窓口で無料(2023年10月1日から)
ソフトバンク事務手数料 無料(2023年9月13日以降)
ワイモバイル事務手数料 無料(全窓口)
UQモバイルWebでの手続きは手数料無料
auページに手数料の記載なし

← 横にスクロールできます

各社公式サイトの記載より当編集部が作成(2026年9月12日確認)

監修者/高木 健太朗(株式会社ドミニオン)

auのページに金額が書かれていない点は、有料という意味ではありません。記載がないものを無料と読み替えていないのは、正しい書き方です。読者の方は、店頭に行く前に電話で聞いておいてくださいね。

ソフトバンク公式の事務手数料が無料という記載
ソフトバンク公式サイトの、My SoftBankとソフトバンクショップのどちらも事務手数料が無料と書かれている画面

当編集部が2026年9月12日に取得。表示内容は取得時点のものです

ドコモ公式のWebでの手続きは無料という記載
ドコモ公式サイトの、Webでの手続きは受付時間24時間で手数料が無料と書かれている画面

当編集部が2026年9月12日に取得。表示内容は取得時点のものです

ドコモの公式サイトには「2023年10月1日(日曜)より、すべてのお申込み方法にてSIMロック解除手数料を無料といたします。」と書かれています。

出典:ドコモ SIMロック解除(2026年9月12日確認)

UQモバイル公式の告知と手数料無料の記載
UQモバイル公式サイトの、2026年8月19日以降の設定変更の告知とWebでの手続きが手数料無料と書かれている画面

当編集部が2026年9月12日に取得。表示内容は取得時点のものです

auについては、ページに金額の記載がありません。無料とも有料とも書かれていないため、当編集部としても断定できません。店頭で手続きする予定なら、その場で確かめてください。

なぜ3,300円の説明が残っているのか

総務省の資料に理由がありました。手数料について、こう書かれています。

※ 手数料無料(購入時以外に店舗で手続を行う場合を除く。)

出典:総務省 SIMロックのルール(PDF)(2026年9月12日確認)

制度の上では、購入時以外に店頭で手続きする場合は有料にできます。かつては実際に店頭が有料でした。その後に各社が無料化したのに、解説だけが当時のまま残っているわけです。

調査でも78.0%が「無料だった」と答えています。実態はすでに無料に寄っていますね。

40代・女性
古い記事では店頭でしかできないような説明もあり、現在はオンラインで無料でできることを確認するまで少し迷いました。

情報の新しさを見分ける

解説のページを読むときは、書かれた確認日や更新日をまず探してください。日付のないページは、いつの時点の話なのか判断できません。

金額が書いてある場合も、その金額の出どころが示されているかを見ます。公式ページへのリンクがあれば、自分でも開いて確かめられますよ。手数料と受付条件はこの3年で何度も変わっています。日付をいちばん先に見てください。

SIMロック解除ができないときの条件

SIMロック解除ができない主な条件を並べた図

先にお伝えします

次のいずれかに当てはまると、その場では解除できません。手続きに進んでも受け付けてもらえないので、先に解消しておいてください。乗り換えの日が決まっている場合は、とくに早めの確認をおすすめします。

条件は大きく3つに分かれます。お金の問題、端末そのものの状態、そして端末にかかっている別のロックです。どれも会社側の都合ではなく、手続きを受け付ける条件として公式に書かれているものですよ。

支払いが滞っている

ソフトバンクの公式サイトには「ご利用料金を滞納中の場合、SIMロック解除の受付ができません。」と書かれています。

出典:ソフトバンク SIMロック解除のお手続き(2026年9月12日確認)

未払いがあると、解除だけでなく他の手続きも止まります。心当たりがある場合は、会員ページで請求の状況を先に見てください。

ネットワーク利用制限がかかっている

同じくソフトバンクは「機種本体にネットワーク利用制限がかかっている場合、SIMロック解除を行うことができません。」と案内しています。ワイモバイルののりかえ時の自動解除にも、「※ネットワーク利用制限中の製品は除きます。」という注記が付いていますよ。

中古で買った端末では、前の持ち主の支払いが残っていると制限がかかることがありますよ。各社が製造番号から状態を調べられるページを公開しているので、購入前に確かめておきましょう。

端末がロック状態や故障している

ドコモの公式サイトには、次の記載があります。

おまかせロック中・補償サービスに伴う端末ロック中の携帯電話などについては各種ロック解除後に受付が可能となります。
携帯電話機などに水濡れや大きな破損などがある場合については、故障修理後の受付となります。

出典:ドコモ SIMロック解除(2026年9月12日確認)

水濡れや破損がある端末は、修理が終わってからの受付になります。乗り換えの前に画面が割れている場合は、日程に余裕を持たせてください。

監修者/高木 健太朗(株式会社ドミニオン)

中古で買った端末は、前の持ち主の支払いが残っていると止まります。買う前に製造番号で利用制限の状態を調べておくと、あとで困りません。フリマアプリで買う場合はとくに確かめてくださいね。

受付条件そのものは緩くなっている

以前は「購入から101日以降」といった日数の条件がありました。ドコモは現在「2023年10月1日(日曜)より、条件なく解除いただけます。」と案内しています。

古い解説に書かれている待機日数は、いまは当てはまりません。買ったその日に解除できる会社が増えています。日数の条件を見かけたら、そのページがいつ書かれたものかを確かめてください。

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回線を契約せずに端末だけを買った場合の扱いは、次の記事でまとめています。

SIMロック解除だけでは通信できない場合

SIMロック解除のあとに必要になる確認事項を示した図

解除が終われば終わり、とはかぎりません。調査では28.0%が「解除後のAPN設定」を難しかった点に挙げています。手続きより、その後で止まった方のほうが多いわけです。

40代・女性
APN設定を自分でやる必要があることを知りませんでした。解除後すぐ使えると思っていたので、ネットでAPN設定を調べて時間がかかりました。
30代・男性
IMEI番号の確認方法が分かりづらくどこを見ればよいか少し探す時間がかかりました。 そのうえ解除後にAPN設定が必要だと知らず通信が安定するまで少し戸惑いました。

インターネットの接続設定が要ることがある

新しいSIMを入れても通信が始まらない場合は、接続先の設定が済んでいません。乗り換え先の会社が案内している手順に従って設定します。

最近の端末では、SIMを入れるだけで自動的に設定が終わることも増えました。設定の項目自体が見当たらない機種もあります。表示されない場合は、そのまま数分待ってから電源を入れ直してみてください。

AndroidのSIMの設定画面
AndroidのSIMの設定画面。2枚のSIMが入っていて使う回線を選べる状態になっており、回線名と電話番号は黒く塗ってマスクと記載している

当編集部が2026年9月12日に取得。回線名と電話番号は当編集部が黒く塗っています

電波の相性は解除では解決しない

SIMロックを解除しても、その端末が乗り換え先の電波に対応しているとはかぎりません。対応している周波数帯は端末ごとに違います。

ドコモは公式サイトで、機種ごとの対応周波数帯を注意事項のPDFやスペック詳細で確認するよう案内しています。解除の前に、乗り換え先で使える端末かどうかを調べておきましょう。使えない端末だと分かれば、解除の手続き自体が不要になりますよ。

あわせて読みたい

解除のあとで乗り換え先を選ぶときは、割引を外した月額で比べた記事が役に立ちます。

SIMロック解除で経験者がつまずいた点

SIMロック解除でつまずいた点の割合を示した図

実際に解除した方が、どこで手間取ったのかをまとめました。手順のどこが難しいのかではなく、手順の前後に集まっています。

この章は当編集部の調査の結果だけで作りました。公式サイトには載っていない、経験した方の実感です。これから手続きする方は、先に読んでおくと同じところで止まらずに済みますよ。回答のうち多かったものから順に並べています。

難しかった点

SIMロック解除で難しかった点

当編集部調べ(2026年7〜8月・複数回答)

手続きの場所(マイページ等)44.0%
特になし30.7%
解除後のAPN設定28.0%
解除が必要かの判断20.7%
IMEI番号の確認19.3%
対応バンドの確認8.7%

上位3つは、どれも手続きそのものではありません。入口を探すこと、必要かを見極めること、終わったあとの設定に集中しています。

手順を並べた解説は世の中にたくさんあります。それでも困る方が減らないのは、困っている場所が手順の前後にあるからでしょう。

事前に知っておきたかったこと

自由記述でいちばん多かったのは、解除が終わったあとの接続設定についての声でした。手数料の話と、製造番号(IMEI)をどこで見るのかという話がそれに続きます。

難しかった点で1位だった「手続きの場所」は、自由記述にはあまり出てきません。終えた方から見ると、通り過ぎた話になるからだと読み取れます。先に知っておきたかったことと、その場で難しかったことは、少しずれています。

60代以上・男性
ネットで調べると古い情報もあり、現在は解除が必要なのか、どの端末が対象なのか判断するのが少し分かりにくかったです。

古い情報と新しい情報が混ざっている点も、繰り返し挙がりました。この3年で制度と各社の対応が何度も変わったことが、そのまま迷いになっていますね。

やってみると簡単だったという声も多い

難易度を5段階で調査したところ、簡単寄りと答えた方が46.3%、難しい寄りと答えた方が30.9%でした(回答した方のうちの割合です)。

20代
実際にやってみると、SIMロック解除の手続きは思っていたより簡単でした。事前にオンラインで短時間で完了できることを知っていれば、もっと早く手続きしていたと思います。

手続き自体は数分で終わります。時間がかかるのは、その前の調べものと、終わったあとの設定です。だからこそ、先に製造番号を控えて入口を決めておくと、体感はずいぶん変わりますよ。

SIMロック解除のよくある質問

SIMロック解除のよくある質問の要点を示した図
Q

乗り換えたあとでもSIMロック解除はできますか

A

できます。ただし解約後は会員ページに入れなくなるため、端末を買った会社が用意している専用の窓口から手続きします。UQモバイルは、回線契約を伴わない端末の解除には製造番号(IMEI)が必要だと案内しています。乗り換える前に済ませておくほうが手間はかかりません。

Q

中古で買った端末のSIMロック解除はどうすればよいですか

A

その端末を最初に販売した会社で手続きします。契約がなくても受け付けている会社があります。前の持ち主の支払いが残っていてネットワーク利用制限がかかっている場合は、解除できません。購入前に制限の状態を確認してください。

Q

SIMフリーとSIMロック解除済みは何が違いますか

A

SIMフリーは最初からロックがかかっていない端末、SIMロック解除済みはロックを後からはずした端末です。どちらも他社のSIMカードを使える状態ですが、対応している電波は端末ごとに違います。使えるかどうかは周波数帯で確かめてください。

Q

SIMロックを解除しないとどうなりますか

A

買った会社以外のSIMカードを入れても通信できません。乗り換え先で使う予定がなければ、そのままでも困りません。海外で現地のSIMを使いたい場合や、他社へ乗り換える場合に必要になります。

Q

SIMロック解除に初期化は必要ですか

A

必要ありません。手続きは会員ページで行うもので、端末のデータには影響しません。ただし乗り換えに合わせて機種を変える場合は、データの移行を先に済ませておくと安心です。

Q

eSIMでもSIMロック解除は必要ですか

A

端末にSIMロックがかかっていれば、eSIMでも解除が必要です。ロックは端末にかかるもので、SIMカードの形とは関係ありません。auとUQモバイルは、設定変更が完了した端末は他社のSIMカードとeSIMのどちらでも使えると案内しています。

Q

SIMロック解除にはどのくらい時間がかかりますか

A

会員ページから手続きする場合、数分で終わります。ただし夜間は完了が翌朝になる会社があります。auとUQモバイルは21時30分以降の手続きについて、完了が翌日9時以降になると案内しています。

Q

SIMロック解除ができているか確認する方法はありますか

A

端末の設定画面で確認できます。iPhoneはiOS14以降であればホーム画面の設定から確認できると、楽天モバイルが案内しています。Androidは設定のデバイス情報を開きます。項目自体が見当たらない場合は、ロックがかかっていない端末だと考えられます。

まとめ:SIMロック解除が要るかの見分け方

SIMロック解除が必要かどうかの見分け方をまとめた図

SIMロック解除は、いま大きく変わっている最中です。最後に要点を整理します。

  • 2021年10月以降に発売された端末には、そもそもロックがかかっていません
  • 分かれ目は会社ごとに違い、発売日を基準にする会社と購入日を基準にする会社があります
  • auとUQモバイルは2026年8月19日から、会社側が順次ロックをはずしています
  • 手数料は、記載のある会社はすべて無料でした。店頭で3,300円を裏づける公式の記載は見つかりません
  • 迷ったら端末の設定画面で確認するのが早いです

手続きそのものは数分で終わります。時間を取られるのは、必要かどうかの判断と、終わったあとの設定です。先に製造番号を控えて、自分の会社の入口を決めてから始めてみてくださいね。

この記事の調べ方も開示しておきます。アンケートは、SIMロック解除を実際に行った経験がある方にインターネット調査で回答していただきました。調査時期は2026年7月から8月です。本文で引用した声は、いただいた回答の原文をそのまま載せています。

各社の条件と手数料は、2026年9月12日に各社の公式ページを開いて確認し、記載されている箇所を画面として保存しました。本文中の実画面は、そのとき取得したものです。

確かめられなかったこともあります。auの店頭手数料は公式ページに記載がなく、実際に窓口で聞いてはいません。iPhoneの設定画面も取得していないため、確認場所は楽天モバイルの案内を引いています。

この記事を書いた人

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高木 健太朗

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監修範囲:料金条件/解約金/速度説明/比較の公平性。SIMロック解除の実務手順は監修範囲に含めません。各社のキャンペーンの個別条件も監修範囲に含めません。

2026年9月13日 監修

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